正善寺 (和歌山県有田市) 大日如来坐像

平安時代、仏教文化が栄えたといわれる初島地区にあって、現在は
廃寺となり、有田市が管理する正善寺の大日如来坐像など文化財仏像
が、古の歴史を残している。

正善寺の開創は不詳であるが、かっては七堂伽藍を備える大寺であった
といわれている。
本尊大日如来坐像は1062年造像の地方仏師の作といわれるが、秀逸
な仏像として、また墨書銘が記された貴重な仏像となっている。

<和歌山県のお寺一覧>

(1)寺名:正善寺(しょうぜんじ)
(2)住所:和歌山県有田市初島町里1258近辺
(3)山号:福聚山 (4)宗派:なし 廃寺
(5)開創:不詳 (6)本尊:大日如来
(7)その他
1)大日如来坐像:重要文化財 1062年 像高84cm
2)阿弥陀如来坐像、聖観音立像:市指定文化財 藤原時代
3)不動明王立像、天部立像:市指定文化財 室町時代
4)訪問日:2020年2月2日

1右に本堂左に収蔵庫(30-2421)正善寺 (2).JPG
              左に収蔵庫 右に本堂

2(30-2421)正善寺 (4).JPG