瑞龍寺 (大阪市浪速区) 鉄眼寺

なんばの四つ橋筋に面して、中国風の山門を構える瑞龍寺は、通称
<鉄眼寺>と呼ばれる黄檗宗のお寺である。

1四つ橋筋右に瑞龍寺DSC01918鉄眼寺 (3).JPG
             四つ橋筋 右に鉄眼寺

2山門DSC01918鉄眼寺 (6).JPG
                鉄眼寺山門

瑞龍寺の開創は不詳であるが、もともと薬師堂であったが、1670年
鉄眼道光禅師によって再興され、大坂における黄檗宗拠点として大いに
栄えたといわれ、鉄眼寺と呼ばれた。

鉄眼は、<鉄眼版一切経>の版木6万枚を彫り、一切経の普及に貢献し、
また大坂の飢饉救済などに尽くし、大坂の恩人ともいわれた。
鉄眼は瑞龍寺で亡くなり、荼毘に付されて、宇治市萬福寺の塔頭宝蔵院
に葬られた。
鉄眼版一切経の版木は宝蔵院に収蔵されている。

<大阪市のお寺一覧>

(1)寺名:瑞龍寺(ずいりゅうじ)<通称:鉄眼寺>
(2)住所:大阪市浪速区元町1-10
(3)山号:慈雲山 (4)宗派:黄檗宗
(5)開創:不詳 (6)中興:1670年 鉄眼道光
(7)本尊:薬師如来
(8)その他
1)黄檗関係画像:市指定文化財
2)鉄眼禅師荼毘処地:市指定顕彰史跡
3)訪問日:2023年1月17日

1外観DSC01918鉄眼寺 (30).JPG
                  外観

2鉄眼禅師像DSC01918鉄眼寺 (9).JPG
                 鉄眼禅師像

3本堂DSC01918鉄眼寺 (11).JPG
                  本堂

4魚板DSC01918鉄眼寺 (20).JPG
                  魚板