寿元寺 (名古屋市東区) 清洲越し

東区には、東寺町と呼ばれるお寺の多い地区があるが、これは
江戸時代初期に行われた<清洲越し>によって、形成された寺町
で、この東寺町に建つのが寿元寺である。

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                東寺町禅寺町筋

1外観DSC03483寿元寺 (2).JPG
                 寿元寺外観

<清洲越し>は、1612~1616年頃、徳川家康による名古屋城
の築城に伴い、尾張の中心地であった清洲から名古屋に都市移転を
行い、新たに名古屋が尾張の中心地になった。
多くのお寺も、東寺町と南寺町(中区)に移転し、東寺町には約40
ヶ寺が移転している。

寿元寺の開創は不詳であるが、当初、長照寺と呼ばれ、清洲越しで
法華寺町筋に移転し、1694年寿元寺と改名している。
太平洋戦争後、現在の禅寺町筋に移転している。

<名古屋市のお寺一覧>

(1)寺名:寿元寺(じゅげんじ)
(2)住所:愛知県名古屋市東区東桜2-16-46
(3)山号:詮量山 (4)宗派:日蓮宗
(5)開創:不詳 (6)本尊:十界曼荼羅
(7)訪問日:2023年2月9日

1禅寺町筋DSC03483寿元寺 (3).JPG
                  禅寺町筋

2本堂DSC03483寿元寺 (4).JPG
                 寿元寺本堂