円真寺 (東京都港区高輪)

江戸時代に東海道が整備されるまで、主要な道路であった二本榎通り
(縄手道)に面して建つのが円真寺である。

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                二本榎通り

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                円真寺参道

円真寺周辺の高輪寺町は、江戸幕府の都市計画で高輪の高台に寺町と
武家屋敷を集めて防御の役割を持たせたといわれている。
江戸時代初期、海岸は現在の国道15号辺りまで迫っており、高台の
地形が絶好の防御となっていたのであろう。

円真寺は、1626年現在の虎ノ門あたりに開創されたと伝え、明暦
の大火(1657年)で焼失し、1658年現在地に再興されたと
いわれている。
明治時代以降再開発が進み、多くのお寺が土地を部分的に手放したが、
円真寺はそれがなかったといわれている。

<東京都のお寺一覧>

(1)寺名:円真寺(えんしんじ)
(2)住所:東京都港区高輪1-27-22
(3)山号:正法山 (4)宗派:日蓮宗
(5)開山:日延 (6)開創:1626年
(7)本尊:十界曼荼羅
(8)訪問日:2023年10月1日

1本堂DSC08840円真寺 (4).JPG
                  本堂

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