立岩 (三重県津市美里町) 塔刻磨崖仏

津市の西部、美里町南長野地区にあって、国道163号沿いに流れる
雲出川の支流長野川に架かる立岩橋から川下を見下ろすと、2個の
大きな岩が寄り添うように(夫婦岩)、その一つの岩は立ち姿である。
これを<立岩>と呼んでいる。

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                  立岩橋

2立岩橋から上流(24-2059)立岩 (5).JPG
                立岩橋から上流

3立岩橋から下流(24-2059)立岩 (3).JPG
                立岩橋から下流

4立岩(24-2059)立岩 (6).JPG
                  立岩


この立岩の中央部に、宝篋印塔が線刻され、その塔身部分に種子(梵字)
が刻まれているが、摩耗が激しい。
これは磨崖仏の一種で、宝篋印塔が刻まれた磨崖仏は珍しいのでは。
この岩が元々ここにあったか、流れてきたかは不詳で、刻まれた年代も
不詳である。

<三重県のお寺一覧>

(1)石仏名:立岩(たていわ)
(2)所在地:三重県津市美里町南長野1425近辺
(3)形態:塔刻磨崖仏
(4)年代:不詳
(5)指定:市指定有形民俗文化財
(6)訪問日:2020年10月7日

1立岩(24-2059)立岩 (12).JPG
                   立岩

2(24-2059)立岩 (4).JPG

3種子(梵字)(24-2059)立岩 (8).JPG
        種子(梵字)

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                  立岩側面



                地図上は立石表記