大乗寺 (佐賀県唐津市) 加藤清正開創のお寺

唐津藩主寺沢広高は、1608年唐津城の築城と共に、城下町
の整備をおこない、城下の東と西に寺町を配している。
その西寺町に建つのが大乗寺である。

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                  唐津城

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                  西寺町

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                  大乗寺


大乗寺は、文禄・慶長の役(1592~98年)で名護屋城
(現在の唐津市)陣内に、加藤清正が戦死者の追悼供養のために
一宇のお堂を建立したのが始まりと伝えられている。
1638年、現在の西寺町に再興されている。
本堂前に、加藤清正像が安置されている。

加藤清正は熱心な日蓮宗信者で、多くの日蓮宗寺院を各地に
開創し、現在も<清正公(せいしょうこう)>として、多くの
日蓮宗寺院で祀られ、銅像も多く見られる。
なお、熊本城は加藤清正の築城で、熊本では神様として
祀られている。

<佐賀県のお寺一覧>

(1)寺名:大乗寺(だいじょうじ)
(2)住所:佐賀県唐津市西寺町1387
(3)山号:名護也山 (4)宗派:日蓮宗
(5)開基:加藤清正 (6)開創:1590年代
(7)本尊:十界曼荼羅
(8)訪問日:2023年10月25日

1山門DSC02781大乗寺 (3).JPG
                   山門

2日蓮聖人像DSC02781大乗寺 (8).JPG
                 日蓮聖人像

3本堂DSC02781大乗寺 (7).JPG
                   本堂

4加藤清正像DSC02781大乗寺 (10).JPG
                 加藤清正像