静観寺 (広島県福山市鞆町) 鞆の浦最古のお寺

鞆の浦にあって、寺町とも呼ばれる鞆町後地(ともちょううしろじ)
の一角に建つ静観寺は、806年最澄(延暦寺の開祖)によって開創
されたと伝える、鞆の浦最古のお寺といわれている。
かっては、広大な境内に五重塔を構える大寺であったといわれたが、
何度となく火災などに見舞われ、現在はこじんまりとした境内である
が、古刹の風景を残し、桜に覆われた風景が趣を添えている。

本尊地蔵菩薩は、火災の際に松の上に逃れて無事であったことから
<松上げ地蔵>と呼ばれ、篤い信仰を集めている。
また、戦国時代に山陰の麒麟児と呼ばれた山中鹿之助の首塚がある。

<広島県のお寺一覧>

(1)寺名:静観寺(せいかんじ)
(2)住所:広島県福山市鞆町後地1199
(3)山号:正覚山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開基:最澄 (6)開創:806年
(7)本尊:地蔵菩薩
(8)訪問日:2020年4月4日

1門前(34-0124)静観寺  (2).JPG
                  門前

2山門(34-0124)静観寺 (7).JPG
                  山門

3山門から(34-0124)静観寺 (8).JPG
                 境内へ

4境内(34-0124)静観寺 (10).JPG
                  境内

5本堂(34-0124)静観寺  (1).JPG
                  本堂

6(34-0124)静観寺 (21).JPG

7山中鹿之助首塚(34-0124)静観寺 (6).JPG
                山中鹿之助首塚