松山長昌寺地蔵石仏 (岡山県北区)

北区の矢坂山(131m)南麓にあって、地名にもなっている
大安寺の東100mほどの民家1階、吹き抜けの奥に大きな
地蔵石仏が安置されている。これが<松山長昌寺地蔵石仏>
である。
松山長昌寺の僧が、1403~12年の9年かけて彫ったと
刻銘が残り、元は崖の上部に彫った磨崖仏であったといわれ、
災害で下に落ち、幕末、現在地に安置されたといわれている。
なお、長昌寺は不詳である。

これほどの地蔵石仏はめったに見ないが、元の磨崖仏として
残っていればと想像する。

<岡山県のお寺一覧>

(1)石仏名:松山長昌寺地蔵石仏
(2)所在地:岡山県岡山市北区大安寺西町4-5
(3)形態:厚肉彫 元は磨崖仏 像高166cm
(4)年代:1412年
(5)指定:県指定文化財
(6)訪問日:2020年6月17日

1民家の1階(33-1017)松山長昌寺 (2).JPG
                 民家の1階

2説明板(33-1017)松山長昌寺 (1).JPG
                  説明板

3松山長昌寺地蔵石仏(33-1017)松山長昌寺 (4).JPG
               松山長昌寺地蔵石仏

4(33-1017)松山長昌寺 (6).JPG

5(33-1017)松山長昌寺 (7).JPG

6大安寺(33-1016)大安寺 (1).JPG
                   大安寺