建福寺 (長野県伊那市高遠町) 高遠石工の石仏

高遠城跡公園から西北、山麓に建つ建福寺
参道の石段を登ると、山門前の両脇の祠に、高遠石工が彫った
石仏群が並ぶ。
高遠石工は江戸時代後期に全国で活躍し、その中心人物が
守屋貞治で芸術性の高い石仏を全国に残している。
建福寺にも<願王地蔵尊>などの石仏が残されている。

1高遠城公園から建福寺を望むDSC06560.JPG
            高遠城跡公園から建福寺を望む

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                 参道

3石仏群(20-4612)建福寺 (13).JPG
                 石仏群

4石仏群(20-4612)建福寺 (16).JPG
                 石仏群

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               願王地蔵石仏


建福寺は、1176年文覚上人(京都神護寺中興の祖)が
開創したと伝え、その後、高遠城主の帰依を受け、江戸時代
には高遠藩主保科氏の菩提寺となっている。
また、武田勝頼の母諏訪御料人の墓がある。

<長野県のお寺一覧>

(1)寺名:建福寺(けんぷくじ)(2)住所:長野県伊那市高遠町西高遠1824
(3)山号:大宝山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開基:文覚上人 (6)開創:1176年
(7)本尊:釈迦牟尼仏
(8)その他
1)中観音左右龍虎図:重要文化財 狩野興以作
2)石仏群:市指定文化財 江戸時代後期
3)仏足石:市指定文化財 1835年
4)建福寺文書:市指定文化財 桃山時代
5)訪問日:2018年10月7日

1本堂(20-4612)建福寺 (7).JPG
                 本堂

2諏訪御料人と保科氏の墓所(20-4612)建福寺 (4).JPG
             諏訪御料人と保科氏の墓所

3周辺(20-4612)建福寺 (26).JPG
                 周辺