正楽寺 (奈良県香芝市) 石造線刻阿弥陀如来像

香芝市平野にあって、平野古墳群6基の一つ<平野塚穴山古墳>
に隣接して建つのが正楽寺である。
なお、訪問した時は、穴山古墳は整備中であったが、2020年
に<平野塚穴山古墳史跡公園>としてオープンしている。
右隣りには杵築神社がり、史跡めぐりのコースにもなっている。
正楽寺には、平安時代後期の<石造線刻阿弥陀如来坐像>が安置
されており、史跡めぐりの目玉の一つになっている。

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1正楽寺外観左手に古墳整備中DSC06763正楽寺 (14).JPG
                正楽寺外観
             左端に整備中の穴山古墳

2参道DSC06763正楽寺 (3).JPG
                  参道

4右に石造線刻阿弥陀如来坐像DSC06763正楽寺 (8).JPG
             右に石造線刻阿弥陀如来坐像
                背後が穴山古墳

3杵築神社DSC06763正楽寺 (2).JPG
                 杵築神社


この石仏は石棺の部材を転用して彫られた石棺仏とする説もあり、
石棺仏として見ると、最古部類の石棺仏ともいわれている。
石棺仏は兵庫県播磨地域に多く存在し、奈良県では少ない。
また、平安時代の石仏として奈良県では少なく、桜井市金屋石仏、
広陵町山王神社石仏などがある。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:正楽寺(しょうらくじ)
(2)住所:奈良県香芝市平野1053
(3)山号:新龍山 (4)宗派:浄土宗
(5)開創:不詳 (6)本尊:阿弥陀如来
(7)その他


1)石造線刻阿弥陀如来坐像:市指定文化財 藤原時代
2)参考 平野塚穴山古墳:国指定史跡
3)訪問日:2019年5月22日

2石造線刻阿弥陀如来DSC06763正楽寺 (11).JPG
            石造線刻阿弥陀如来坐像

1説明板DSC06763正楽寺 (9).JPG
                説明板

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4DSC06763正楽寺 (12).JPG