勝久寺 (三重県津市) 3体の重文仏像

一身田の上津部田(こうづべた)地区にあって、道路に面して
いない勝久寺へのアプローチに苦労した思い出がある。
勝久寺は、1402年峯治城主・佐脇勝久によって開創された
と伝え、慶長年間(1596~1615年)に再興されたと
いわれている。
3体の重要文化財仏像は、元々所有していたものや、他のお寺
が廃寺となり、移座したもがあり、山号日照山はそうしたお寺
の山号を引き継いでいる。
小さなお寺にも驚くべき仏像があるのが面白い。

<三重県津市のお寺一覧>

(1)寺名:勝久寺(しょうきゅうじ)
(2)住所:三重県津市一身田上津部田767
(3)山号:日照山 (4)宗派:天台真盛宗
(5)開基:佐脇勝久 (6)開創:1402年
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)阿弥陀如来坐像:重要文化財 藤原時代 像高86cm
2)地蔵菩薩立像:重要文化財 藤原時代 像高85cm
3)聖観音立像:重要文化財 藤原時代 像高85cm
4)大般若経:市指定文化財 室町時代
5)熊野観心十界曼荼羅:市指定有形民俗文化財 江戸時代
6)訪問日:2016年10月27日

1境内入口(24-2035)勝久寺 (1).JPG
                 境内入口

2供養塔(24-2035)勝久寺 (3).JPG
                  供養塔