安芸国分寺跡 (広島県東広島市西条町) 安芸国分寺歴史公園

741年聖武天皇の詔により、全国66ヶ国、2島に国分寺と
国分尼寺の建立が始まった。
安芸国分寺は750年頃には、主要な伽藍が建立されていたと
考えられ、今日までその法灯を引き継いで、現在の安芸国分寺
がある。
しかし、奈良時代の伽藍は全てなくなり、その境内跡地は発掘
調査、整備を経て、安芸国分寺歴史公園として公開されている。

1DSC07568安芸国分寺 (76)1.JPG

2歴史公園案内図DSC07568安芸国分寺 (44).JPG
               歴史公園案内図

3説明板DSC07568安芸国分寺 (42).JPG
                 説明板

4東端から現安芸国分寺方向DSC07568安芸国分寺 (72)金堂、講堂方向.JPG
              東から中央区画を見る
                現安芸国分寺

5南からみた東部区画DSC07568安芸国分寺 (58)国師院方向.JPG
              南から東部区画を見る
                国師院方向

6西からみた北部区画DSC07568安芸国分寺 (39)西から僧房跡講堂跡見る.JPG
              西から北部区画を見る
               僧房跡、講堂跡

7北東区画DSC07568安芸国分寺 (59)北東方向.JPG
                 北東区画

8塔跡DSC07568安芸国分寺 (33).JPG
                  塔跡


その境内は255m四方の広さがあったと推定され、堂塔の遺構
や遺物が発掘調査で見つかり、奈良時代の伽藍模型が公園内の
休憩所に展示されている。
特に、発掘された<土坑出土品>には、750年銘の木簡など
が含まれ、貴重な資料となっている。

1奈良時代の伽藍模型DSC07568安芸国分寺 (65).JPG
               創建時の伽藍模型

2伽藍図DSC07568安芸国分寺 (63).JPG
                 伽藍図

3説明板DSC07568安芸国分寺 (64).JPG
                 説明板

1発掘調査DSC07568安芸国分寺 (60).JPG
                発掘調査説明板


歴史公園内の中央部に、現在の安芸国分寺が建っており、金堂跡
に現在の本堂が建っている。
公園は整備され、案内板も随所に設置され、奈良時代の伽藍を
想像しながら散策できる。

<現在の安芸国分寺>

<広島県のお寺一覧>

(1)寺跡:安芸国分寺跡(あきこくぶんじあと)
      安芸国分寺歴史公園
(2)住所:広島県東広島市西条町吉行2064
(3)開基:聖武天皇 (4)開創:741~750年
(5)伽藍配置:東大寺式伽藍 (6)広さ:255m四方推定
(7)主な伽藍:南大門、中門、金堂、回廊、講堂、僧房、七重塔
        国師院、周囲の築地塀など
(8)その他
1)安芸国分寺跡:国指定史跡
2)安芸国分寺跡土坑出土品252点:重要文化財
3)訪問日:2022年10月14日

1金堂跡に建つ現本堂DSC07568安芸国分寺 (19).JPG
               金堂跡に建つ現本堂

2金堂説明板DSC07568安芸国分寺 (29).JPG
                 金堂説明板

3塔跡DSC07568安芸国分寺 (36)塔跡.JPG
                  塔跡

4塔説明板DSC07568安芸国分寺 (35).JPG
                 塔説明板

5講堂跡基壇DSC07568安芸国分寺 (47)講堂跡.JPG
                 講堂跡基壇

6講堂説明板DSC07568安芸国分寺 (46).JPG
                 講堂説明板

7僧房跡DSC07568安芸国分寺 (49)僧房跡.JPG
                  僧房跡

8僧房説明板DSC07568安芸国分寺 (48).JPG
                 僧房説明板

9国師院跡DSC07568安芸国分寺 (53)国師院跡.JPG
                 国師院跡

10国師院説明板DSC07568安芸国分寺 (52).JPG
                 国師院説明板