西福寺 (大阪府和泉市) 雷除け伝説

境内にある雷井戸には、雷除けの伝説が残っている。
鎌倉時代初期、東大寺再興を果たした俊乗坊重源は和泉で生まれたという
伝承があり、その重源が雨乞い祈祷をしていると、雷が近くにある井戸に
落ちた際に、おばあさんが井戸に蓋をし、雷を封じ込めた。
雷が出して欲しいと懇願したので、おばあさんは二度とこの桑原の地に
落ちないと約束させ、雷を逃がしてやったとか。
それ以後、雷鳴が轟くと<くわばら(桑原)、くわばら>と唱えると、落雷
がなくなったと伝承され、雷除けのお寺として伝わるのが西福寺である。

お寺は、耳の病にご利益がある十一面観音も祀られ、また、雷が落ちない
伝承から、合格祈願のお寺でもある。
本堂は2019年に再建されたばかりで、私の訪れた2017年は俊乗堂
が仮本堂で、法事がありゆっくり拝観できなかった。

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(1)寺名:西福寺(さいふくじ)
(2)住所:大阪府和泉市桑原町152
(3)山号:無量山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開創:飛鳥時代 (6)本尊:阿弥陀如来
(7)訪問日:2017年1月7日

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2外観(27-6308)西福寺 (7).JPG
                  外観

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                  説明板

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                  俊乗堂

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