長安寺 (鳥取県岩美町) 岩井温泉ゆかり

岩美町にある岩井温泉は、有馬温泉や道後温泉などと並ぶ古湯として、
かっては大いに栄えた温泉である。
この温泉の開湯由緒は、
 京都宇治(現在の宇治市)に住んでいた公卿藤原冬久が、皮膚病で
苦しんで、流浪の旅に出、ここ岩井の地で湯を浴びると全快し、この
地にとどまり、859年温泉を開いたと伝えている。
この藤原冬久が菩提寺として開創したのが長安寺と伝えている。
この地区が宇治となったのは、冬久が宇治に住んでいたことから宇治
長者と呼ばれていたことに由来する。
なお、隣に建つ宇治神社とは、かって神仏習合であった。

<鳥取県のお寺一覧>

(1)寺名:長安寺(ちょうあんじ)
(2)住所:鳥取県岩美町宇治609
(3)山号:利生山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開基:藤原冬久 (6)開創:9世紀中頃
(7)本尊:聖観音
(8)その他
1)因幡西国観音霊場第10番
2)天部立像2躯:町指定文化財 藤原時代
3)宝篋印塔:町指定文化財 江戸時代初期
4)訪問日:2019年8月26日

1参道(31-0107)(00)長安寺 (1).JPG
                  参道

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4観音堂(31-0107)(00)長安寺 (9)1.JPG
                 観音堂

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6岩井温泉(31-0107)(00)長安寺 (10)1.JPG
                岩井温泉


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