南滋賀町廃寺跡 (滋賀県大津市) 白鳳古代寺院跡

667年飛鳥から大津に遷都した天智天皇は、近江大津宮で即位
したが、672年天皇が崩御後、壬申の乱が起こり廃都となり、
5年余りの短い大津宮であった。
この期間に開創されたと考えられているお寺が、
 南滋賀町廃寺、崇福寺、穴太廃寺があり、発掘調査が行われ、
その存在が確認されている。

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              左に南滋賀町廃寺跡

その内の一つ南滋賀町廃寺は、近江大津宮跡の北750mほどの
高台にあり、公園として整備されている。
南滋賀町廃寺は飛鳥川原寺式伽藍配置と推定され、塔心礎などが
残っている。
お寺は平安時代末期まで存続したと考えられている。

<大津市のお寺一覧>

(1)寺名:南滋賀町廃寺跡(みなみしがちょうはいじあと)
(2)住所:滋賀県大津市南志賀1-13-41
(3)開創年代:7世紀後半
(4)伽藍配置:川原寺式配置
(5)指定:国指定史跡
(6)訪問日:2020年3月7日

2標石(25-0170)南滋賀町廃寺跡 (10).JPG
          標石

3廃寺跡(25-0170)南滋賀町廃寺跡 (4).JPG
                 廃寺跡

4塔心礎(25-0170)南滋賀町廃寺跡 (5).JPG
                 塔心礎

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6琵琶湖を望む(25-0170)南滋賀町廃寺跡 (9).JPG
               琵琶湖を望む


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