円通閣 (三重県紀北町) 導観音

熊野古道伊勢路が、伊勢から荷坂峠を越えて紀伊に入る道ができる
江戸時代前期までは、ツヅラト峠を越えて赤羽地区にはいる伊勢路であった。
その赤羽地区に建つ円通閣観音は、西国三十三観音霊場第1番青岸渡寺へ
導く観音として崇められ、<導観音>と呼ばれた。
また、<朝寝観音>、<中桐観音>などの別称がある観音である。
円通閣の開創は不詳で、かっては円通閣長福寺であったが、いつしか
観音堂のみの無宗派となった。
訪問した時に、地元の人が観音堂の掃除をしておられ、観音さんを
拝観させていただく機会を得た。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:円通閣(えんつうかく)
(2)住所:三重県紀北町島原3003-1隣
(3)宗派:無宗派 (4)開創:不詳
(5)本尊:聖観音
(6)その他
1)聖観音坐像:町指定文化財 江戸時代初期
2)鰐口:町指定文化財 1665年
3)訪問日:2019年12月15日

0円通閣へ(24-3701)大昌寺 (1).JPG
                円通閣へ

1円通閣観音堂(24-3702)円通閣聖観音堂 (6).JPG
                 円通閣

2円通閣前(24-3702)円通閣聖観音堂 (1).JPG

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