稲葉谷行者磨崖仏 (奈良県生駒市)

濃い霧に包まれた生駒の石仏めぐりのスタートが<稲葉谷行者磨崖仏>
である。
所在地住所に着いて、驚いたことに住宅地入口の大きな岩の上部に、
磨崖仏が彫られ、周りは一般的な磨崖仏の風景といえない。
1980~90年代に丘を削り住宅地開発が行われ、磨崖仏の岩のみを
残した結果である。
こうした開発に伴う文化遺産の保存の一つで、他の例では、磨崖仏の
部分だけを切り取り別の場所に安置しているケースも多くある。

役行者石仏や磨崖仏は生駒、葛城地域には多くあり、行者信仰の
歴史を残している。
この磨崖仏は上部にあるが、石段で上に登れる。

<奈良県のお寺一覧>

(1)稲葉谷行者磨崖仏(いなばだにぎょうじゃまがいぶつ)
(2)所在地:奈良県生駒市西白庭台1-3-9
(3)年代:1778年
(4)像高:73cm
(5)訪問日:2020年2月15日

1雲上の生駒山(29-580)無量寺 (25).JPG
               雲上の生駒山

2木々に覆われた磨崖仏(29-599-3)稲葉谷行者磨崖仏 (8).JPG
              木々に覆われた磨崖仏

3磨崖仏(29-599-3)稲葉谷行者磨崖仏 (6).JPG
                 磨崖仏

4磨崖仏(29-599-3)稲葉谷行者磨崖仏 (5).JPG

5(29-599-3)稲葉谷行者磨崖仏 (2).JPG

6(29-599-3)稲葉谷行者磨崖仏 (3).JPG

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