法泉寺 (大阪府羽曳野市)

日本最古の街道といわれる竹内街道に面して、かっての野中寺南大門が
建ち、街道を挟んで野中寺別院が建っていたといわれている。
竹内街道は、現在の堺市~羽曳野市~二上山南麓~葛城市と
河内と大和を結ぶ幹線官道で、幅30mあったといわれている。
また、野中寺は飛鳥時代に聖徳太子の命によって開創された大寺で、
現在もその規模を縮小して続いている。

その野中寺別院を起源とするのが法泉寺である。
宝暦年間(1751~64年)に野中寺から独立して、黄檗宗法泉寺と
なっている。
一際目につく黄檗宗特有の牌楼形式の山門と高さ3mの弁財天が
このお寺を知らしめ、河内での弁財天信仰の中心となっていたとか。

<大阪府のお寺一覧>

(1)寺名:法泉寺(ほうせんじ) 
(2)住所:大阪府羽曳野市野々上3-4-32
(3)山号:亀井山 (4)宗派:黄檗宗
(5)開創:不詳 (6)中興:1751~64年 (7)本尊:聖観音
(8)その他
1)聖観音立像:府指定文化財 平安時代前期
2)朱塗木造牡丹文猫脚型卓:府指定文化財 室町時代

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                山門

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                境内へ

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                本堂

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