在原寺 (愛知県知立市)

伊勢物語の東下りの段で記されている<八橋>が知立市八橋町の地
として知られ、伊勢物語のモデルが在原業平ではないかといわれること
からも、八橋町は在原業平とカキツバタの町となっている。
業平の<かきつばた>の五字を詠い込んだ歌
<から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ>
業平が東下りした事実はないとは言われいるが、伊勢物語からくる
想像は捨てがたく、八橋町へは2度も訪れている。

そんな中にあって、在原寺は、寛平年間(889~898年)に業平の
菩提を弔う業平塚が建てられた際に、その塚を守る御堂が建てられた
のが始まりと伝えられている。

<愛知県のお寺一覧>

(1)寺名:在原寺(ざいげんじ) 
(2)住所:愛知県知立市八橋町高道8-1
(3)山号:紫燕山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開創:889~898年 (6)中興:1805年 方巌 
(7)本尊:十一面観音
(8)訪問日:2016年10月30日


画像
              旧東海道知立松並木

画像
                在原寺本堂

画像
              無量寿寺かきつばた園


この記事へのトラックバック