栖岸寺 (鳥取県鳥取市) 双盤念仏

鳥取市湖山町の住宅地に建つ栖岸寺はどこにでもある普通のお寺であるが、
このお寺に350年以上伝わる<双盤念仏>が貴重な無形民俗文化財として
指定されている。
1656年回向法要の際に、念仏を唱えながら双盤鐘を撞木で叩き、
本尊阿弥陀如来に奉納したのが始まりといわれ、3年に一度4月に
行われている。
双盤念仏は1495年京都真如堂の衆が宮中で引声念仏を唱えたのが
原形といわれ、それが鎌倉光明寺で双盤念仏となっている。
この念仏は浄土宗特有のもので、現在も続いているお寺は数少ない。

<鳥取県のお寺一覧>

(1)寺名:栖岸寺(せいがんじ) 
(2)住所:鳥取県鳥取市湖山町北1-387
(3)山号:水中山 (4)宗派:浄土宗
(5)開創:17世紀前半 (6)本尊:阿弥陀如来
(7)その他
1)双盤念仏:県指定無形民俗文化財 1656年~
2)訪問日:2018年4月28日


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                 本堂

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                 仏足石

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              説明板の双盤念仏写真


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