平川廃寺跡 (京都府城陽市)

城陽市平川地区にあって、JR奈良線と県道69号に挟まれた住宅地に
平川廃寺跡が残されている。
1966~74年の発掘調査から、瓦積基壇がみつかり奈良時代中頃の
法隆寺式伽藍を持つ大寺と判明し、国指定史跡となった。
その規模は、東西175m、南北115mの境内に金堂・塔などが配置
される南山城地域でも有数の寺院であったと推定されている。
しかし、平安時代初期の火災により灰燼と帰し、その後再建される
こともなく廃寺となったと思われている。

現在は、縮小された敷地に梅などの木々が植生され、公園として
整備されている。

<京都府南部のお寺一覧>


(1)寺名:平川廃寺(ひらかわひじ) (2)住所:京都府城陽市平川古宮3
(3)開創:8世紀中頃 
(4)国指定史跡

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                     廃寺跡の梅

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                      廃寺跡前

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                        外観

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                       復元図

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                       金堂跡

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                        塔跡

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