瑞応寺 (三重県東員町) 長深城主の菩提寺

近年開通した東海環状自動車道東員ICの近くにあって、杉林の参道が
特徴の瑞応寺が建っている。
瑞応寺は、近くの長深(ながふけ)城主富永氏が、伊勢出身の高僧・景川宗隆
を講じて開基とし、文明年間(1469~87年)に開創された。
長深城は暦応年間(1338~42年)に富永富春によって築城されたといわれ、
富永氏は代々御所南門の警護職で、地元の領主であった。
戦国時代、織田信長軍によって長深城は落城している。

景川宗隆は、伊勢出身で大徳寺や妙心寺の住持を務めた高僧で、
瑞応寺には、景川宗隆像(画)、木像景川宗隆像が所蔵されている。
境内の広さから、かっては大寺であったであろう。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:瑞応寺(ずいおうじ) 
(2)住所:三重県東員町長深2525
(3)山号:慈恩山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開基:景川宗隆 (6)開創:1469~87年 
(7)本尊:千手観音
(8)その他
1)景川宗隆像(画):県指定文化財 室町時代
2)訪問日:2017年10月11日

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                  参道

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                  参道

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                  山門

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                  本堂


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