禅海寺 (京都府宮津市日置) 日置城主日置氏の菩提寺

宮津湾口の西側・丹後半島の中間部に位置する宮津市日置(ひおき)地区は、
古代においては<日置の里><日置郷>と呼ばれ、海人族の日置氏が
住んでいたともいわれている。
鎌倉時代になって、鎌倉幕府の御家人ともいわれた日置氏が住み着き、
その後丹後守護の一色氏に従い、日置上城に拠っている。
この日置氏の菩提寺が禅海寺である。

禅海寺は、貞観年間(859~877年)に開創されたと伝える寿福寺が
始まりといわれ、至徳年間(1384~87年)に禅海寺として再興されたと
伝わる古刹である。
境内からは宮津湾や日本海が望む山麓に建っている。

<京都丹後のお寺一覧>

(1)寺名:禅海寺(ぜんかいじ) (2)住所:京都府宮津市日置4335
(3)山号:百丈山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開創:859~877年 (6)中興:明和 1384~87年 (7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)阿弥陀三尊像:重要文化財 藤原時代
2)十一面観音立像:重要文化財 藤原時代
3)仏涅槃図:市指定文化財 鎌倉時代
4)宝篋印塔:市指定文化財 室町時代

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                       境内から

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                        全景

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                        山門

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                       化粧地蔵

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                        境内

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                        本堂

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