徳正寺 (京都市下京区)

1272年親鸞聖人の大谷廟堂が、現在の知恩院塔頭・崇泰院の地に建立され、
1321年大谷廟堂が本願寺となった。
1465年蓮如上人の時代に、比叡山の衆徒によって本願寺は破却されたが、
蓮如上人に帰依していた越前の井上願知が親鸞聖人の墳墓を守護し、
大谷道場とした。
その後、二度にわたり破却されたが、1589年井上願知の子孫・祐誓が
再興している。
1600年東本願寺の教如上人は、知恩院の拡張の前に、祐誓に大谷道場
の御堂を、現在の四条富小路に移転し徳勝寺を開創させている。
この徳勝寺が後に徳正寺となった。
親鸞聖人の廟は、その後西本願寺の大谷本廟と東本願寺の大谷祖廟と
なっている。

<京都市下京区のお寺一覧>

(1)寺名:徳正寺(とくしょうじ) 
(2)住所:京都市下京区富小路通四条下る徳正寺町39
(3)宗派:真宗大谷派 (4)開山:井上願知 
(5)開基:祐誓 (6)開創:1600年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)訪問日:2018年3月11日

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                富小路通

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                 山門


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