興禅寺 (奈良県東吉野村)

伊勢街道の山麓に建つ興禅寺の開山は梅峰竺信、開基は但馬豊岡藩主京極氏
関係者と伝えられている。
梅峰竺信は、曹洞宗の中で宗風が失われつつあるのを、宗統復古運動で
原点に返るべきと唱えた僧で、晩年の元禄年間(1688~1704年)に
興禅寺を開創して隠棲している。
その際に、かって竺信に帰依した京極高門(豊岡藩主京極高盛の弟)が
支援したと思われる。

興禅寺に伝わる薬師如来坐像の由来は不詳であるが、藤原時代の造像で、
重要文化財に指定されている。

<奈良県のお寺一覧>

(1)寺名:興禅寺(こうぜんじ) 
(2)住所:奈良県東吉野村中黒414
(3)山号:神護山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開山:梅峰竺信 (6)開創:1688~1704年 
(7)本尊:薬師如来
(8)その他
1)薬師如来坐像:重要文化財 藤原時代 像高150cmほど
2)訪問日:2018年10月28日


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                伊勢街道

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                 全景


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