養源院 (京都市上京区) 相国寺塔頭

今出川通から参道を北へ、総門を潜り、左手に放生池がる。
放生池の北側には三門跡の基壇が残され、その左手北に養源院が建つ。
養源院は、応永年間(1394~1428年)初期に、曇仲道芳が
隠居所として建てた養源軒が始まりと伝えられている。
1845年現在地に再興され、1868年の鳥羽伏見の戦いにおいて
負傷した薩摩藩兵士の野戦病院となっている。
西郷隆盛の弟・従道もここで傷を癒しているとか。

本堂の扁額にある<多聞天>は、本尊が薬師如来であるにもかかわらず、
毘沙門天立像が秘仏として祀られ、多くの信仰を受けているからだ。
養源院は通常非公開であるが、特別公開がある。

<京都市上京区のお寺一覧>

(1)寺名:養源院(ようげんいん)
(2)住所:京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701
(3)宗派:臨済宗相国寺派大本山相国寺の塔頭
(4)開基:曇仲道芳 (5)開創:1394~1409年 
(6)本尊:薬師如来

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                相国寺総門

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                 放生池

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                 三門跡

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                養源院山門

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                 本堂


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