妙勝寺 (兵庫県淡路市) 足利尊氏ゆかりの寺

1333年鎌倉幕府が滅びた後、後醍醐天皇と軋轢が生じた足利尊氏は、
1336年楠木正成や新田義貞に敗れ、九州へ逃れる途次に、妙勝寺に
参り、<妙に勝つ>の寺名に感銘し、太刀を奉納して開運妙勝を祈願
したと伝承されている。
3ヶ月後には、湊川の戦に勝利し、室町幕府が成立するのである。
尊氏奉納の太刀にちなみ、妙勝寺の山号は<御太刀山>となった
いわれている。

妙勝寺の開創は不詳であるが、鎌倉時代末期ともいわれている。
現在の妙勝寺は、淡路の名刹として、四季折々の花の寺として篤い
信仰を集めている。
また、江戸時代初期の池泉鑑賞式庭園は見応えがある。

<淡路島のお寺一覧>

(1)寺名:妙勝寺(みょうしょうじ) 
(2)住所:兵庫県淡路市釜口1163
(3)山号:御太刀山 (4)宗派:法華宗
(5)開創:不詳 (6)本尊:大曼荼羅
(7)その他
1)庭園:県指定名勝 池泉鑑賞式庭園 江戸時代初期
2)大クスノキ:県指定天然記念物 推定樹齢600年以上
3)墓地石造品:市指定文化財
4)月の山聖観音立像:市指定文化財
5)訪問日:2018年3月31日


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                 参道

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                境内入口

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                大クスノキ

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                 本堂

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                 本坊

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                 庭園

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                 眺望


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