観聴寺 (名古屋市熱田区) 鉄地蔵尊

JR金山駅南口の近くに建つ観聴寺は、元和年間(1615~24年)
断夫山古墳の東(旗屋1丁目)に開創され、熱田公園の整備により、
1942年現在地に移転している。

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                 山門

観聴寺に祀られている鉄造地蔵菩薩立像2基は、青大悲寺の鉄造地蔵
菩薩立像と共に、断夫山古墳西側にあった地蔵堂に祀られていたもので、
室町時代の造像である。
古い鉄仏(鉄造仏像)は愛知県や関東に多く、全国でも100体に満た
ないといわれ、愛知県の鉄造地蔵尊は10体前後といわれ、鉄地蔵尊の
宝庫となっている。
古い仏像の宝庫京都、奈良、滋賀県では、数例を見るだけである。

<名古屋市のお寺一覧>

(1)寺名:観聴寺(かんちょうじ) 
(2)住所:愛知県名古屋市熱田区金山町1-10-8
(3)山号:大悲山 (4)宗派:西山浄土宗
(5)開基:空山存宅 (6)開創:1615~24年 
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)鉄造地蔵菩薩立像2基:県指定文化財 室町時代 像高153、161cm
2)月待供養碑3基:市指定文化財 1596年、1630年、1639年
3)訪問日:2017年5月21日


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                 本堂

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                月待供養碑

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                 金山駅



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