大樹寺 (三重県四日市市) かっての名刹

四日市の市場町に荒れた姿で建つのが大樹寺である。
大樹寺は、宝徳年間(1449~52年)市場城主・朝倉氏の菩提寺として
開創されたと伝えられ、その後は七堂伽藍を備えた大寺として栄えた
といわれたが、天正年間(1573~92年)織田信長の伊勢侵攻によって
市場城が落城すると、大樹寺も兵火に罹り焼失している。
その後再興されたが、現在は無住の状態で2012年には仏像の
盗難にあっている。
本堂横のスダジイの木も300年以上の推定樹齢といわれるが、
苔むした姿を見せている。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:大樹寺(だいじゅじ) 
(2)住所:三重県四日市市市場町1005
(3)山号:保福山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開山:真源大澤 (6)開基:朝倉氏 
(7)開創:1449~52年
(8)本尊:如意輪観音
(9)その他
1)大般若経:県指定文化財 平安時代~室町時代
2)仏涅槃図:県指定文化財 14世紀 詫磨栄賀筆
3)真源大澤禅師像(画):県指定文化財 室町時代
4)禅源大済禅師像(画):県指定文化財 室町時代
5)広山和尚像(画):市指定文化財 1645年頃
6)蓮華図:市指定文化財 室町時代
7)釈迦三尊十六善神図:市指定文化財 室町時代
8)訪問日:2017年10月11日

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                  山門

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                  境内

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                  本堂

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                 スダジイ

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