青蓮寺 (兵庫県宍粟市山崎町) 家康側室・西郡局の菩提寺

山崎町の町中に建つ青蓮寺の棟瓦に葵の紋があり、本堂横に
<徳川家康側室 西郡之方御廟所>と札の掛かった廟所がある。
西郡(にしごおり)の方(西郡局)は、徳川家康22歳の時に最初の側室
となった方で、その娘督姫(家康の次女)は姫路初代藩主・池田輝政の
継室である。
西郡の方が1606年伏見城で亡くなると、京都本禅寺に葬られた。
その翌年、督姫は現在の姫路市に母の菩提を弔うために青蓮寺を
開創している。
池田氏が1617年姫路から鳥取藩へ移ると、1618年山崎藩主で
あった池田輝澄(輝政の四男)は祖母(西郡の方)の菩提寺・青蓮寺を
山崎の現在地に移している。

重層の屋根と葵の紋を持つ本堂は歴史を物語る風格を持っている。

<兵庫県のお寺一覧>

(1)寺名:青蓮寺(しょうれんじ) 
(2)住所:兵庫県宍粟市山崎町山崎170
(3)山号:静明山 (4)宗派:法華宗
(5)開山:日教 (6)開基:督姫 
(7)開創:1607年 (8)本尊:大曼荼羅
(9)訪問日:2018年4月28日


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                 山門

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                 本堂

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               西郡の方廟所

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                 境内

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                 山崎町


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