妙光寺 (大阪府泉佐野市)

泉佐野市街地に広い境内を持つ妙光寺は、1358年大覚大僧正妙実によって
開創されている。
大覚は一説には後醍醐天皇の皇子ともいわれ、当初は真言宗大覚寺の
僧であったが、日像上人に帰依し日蓮宗の僧となって精力的に布教し、
特に備前においては多くのお寺を開創し、<備前法華に安芸門徒>と
いわれた。
1358年京都桂川にて雨乞いをした時に、傘の中に曼荼羅を置いて祈願
したところ、たちまち雨が降ったといわれている。
その<傘の内曼荼羅>が妙光寺に伝わっている。
 妙光寺に建つ三十番神堂は、神仏習合に基づいた法華経守護の
三十神を祀る堂宇で、日蓮宗寺院には多くある。

<大阪府のお寺一覧>参照

(1)寺名:妙光寺(みょうこうじ) (2)住所:大阪府泉佐野市市場西3-9-1
(3)山号:本覚山 (4)宗派:日蓮宗
(5)開基:大覚大僧正妙実 (6)開創:1358年 (7)本尊:十界曼荼羅
(8)その他
1)三十番神堂:市指定文化財 1663年
2)曼荼羅3幅:市指定文化財 南北朝~室町時代
  この内の一つが<傘の内曼荼羅>

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                        全景

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                        山門

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                        庭園

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                        本堂

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                      三十番神堂

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