超円寺 (京都市上京区) 跡追地蔵

超円寺の開創は不詳であるが、織田信長の比叡山焼き討ちの折、兵火を
避けて堅田のお寺から観音像が超円寺に移され、それを追うように
地蔵尊も移されたといわれている。
この地蔵尊を、観音像の後を追いかけてきたことから、<後追地蔵
(跡追地蔵)>と呼んでいるとか。
別の伝承では、大宰府天満宮に菅原道真が祀られた後、北野天満宮が
創建され道真が祀られたことから、道真の後を追って地蔵尊も京へ
移されたとか。

京都では平安時代から地蔵信仰が篤く、江戸時代になると地蔵尊を
巡る<六地蔵巡り>、<洛陽四十八願所地蔵巡り>などが盛んになり、
地蔵尊に別称が付けられたといわれ、跡追地蔵もその例といえる。

<京都市上京区のお寺一覧>

(1)寺名:超円寺(ちょうえんじ) 
(2)住所:京都市上京区御前通一条下る下堅町156
(3)宗派:浄土宗 (4)開創:不詳 
(5)本尊:阿弥陀如来
(6)その他
1)洛陽四十八願所地蔵霊場第11番
2)訪問日:2017年11月5日

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                 門前

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                 全景

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                 本堂


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