妙覚寺 (岡山県岡山市北区) 日蓮宗不受不施派本山

岡山市北部に建つ妙覚寺は、数少ない日蓮宗不受不施派の祖山(本山)である。
不受不施派とは、日蓮聖人の教義である法華経を信仰しない者から不施を
受けたり、不施をしないとの原理を守ろうとする日蓮宗の一派である。
この宗派の起こりは、桃山時代の京都妙覚寺の住持・日奥にはじまり、
備前に浸透したが、江戸時代にはキリシタンと不受不施派が弾圧を受けた。
明治時代の1876年になって許可され、岡山の地に妙覚寺が祖山として
開創された。

妙覚寺は本山らしい寺格を備え、多くの文化財が存在する。

<岡山県のお寺一覧>

(1)寺名:妙覚寺(みょうかくじ) 
(2)住所:岡山県岡山市北区御津金川600
(3)山号:龍華山 (4)宗派:日蓮宗不受不施派
(5)開基:日正 (6)開創:1882年 
(7)本尊:十界曼荼羅
(8)その他
1)国指定重要文化財
  花鳥図:桃山時代 長谷川信春筆
2)県指定文化財
  世界図屏風:江戸時代初期
  清明上河図巻:中国明代
  大黒天立像:室町時代
  梵鐘:1252年
  銅板法華経:1141年
3)市指定文化財
  キリシタン燈籠、愛染明王画像など5件
4)訪問日:2017年9月3日


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                 外観

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                 本堂

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                 本堂

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                 鐘楼

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                 梵鐘


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