持宝院 (岡山県笠岡市) ヤマモモ

笠岡市走出の丘陵上に建つ持宝院は、829年開創された延福寺の法灯を
継ぎ、眼の病にご利益があると信仰を集める古刹である。
延福寺は829年開創されたと伝え、その後大いに栄えたが、1351年
兵火に罹り焼失している。
1417年に再興されたが、江戸時代初期に廃絶になるが、1672年
現在の井原市から持宝院が移され延福寺の法灯を引き継いでいる。
それ以来、走出薬師と呼ばれている。

本坊に樹勢を誇るヤマモモは、樹高11m推定樹齢300年以上の
岡山県でも3指に入るヤマモモである。
延福寺ゆかりの寺宝など多くの文化財を有し、笠岡市の隠れた名刹
といえるだろう。

<岡山県のお寺一覧>

(1)寺名:持宝院(じほういん) 
(2)住所:岡山県笠岡市走出1304
(3)山号:浄瑠璃山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:壹演 (6)開創:829年 
(7)中興:1672年 (8)本尊:薬師如来
(9)その他
1)梵鐘:県指定文化財 1251年
2)両界曼荼羅図:県指定文化財 鎌倉時代
  聖観音菩薩図:市指定文化財 南北朝時代
  弘法大師図:市指定文化財 室町時代
  高野山四社明神図:市指定文化財 室町時代 
  十二天像図:市指定文化財 室町時代
3)ヤマモモ:市指定天然記念物 推定樹齢300年以上
4)訪問日:2016年10月10日


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                走出集落

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                 参道

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                 境内

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                 本堂

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                 大師堂

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                 鐘楼

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                 梵鐘

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                ヤマモモ

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                ヤマモモ

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                 本坊


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