鷲峰寺 (香川県高松市)

国分寺町の鷲ノ山山麓に建つ鷲峰寺の山門を潜ると、本堂に向かって
なだらかな勾配の参道が、古色蒼然とした風景を漂わせている。
参道の右手には、四天王立像を安置した収蔵庫が建つ。
この四天王立像は鎌倉時代後期の造像で、奈良興福寺の北円堂・四天王
立像の姿形とほぼ一致するといわれ、奈良仏師の作なのだろうか。

鷲峰寺は、754年鑑真和上によって開創されたと伝える古刹で、
860年比叡山の智証大師・円珍によって再興されている。
戦国時代には、長宗我部元親の兵火に遭い、その後衰退している。
1661年高松藩主の命により再興されている。

<全国のお寺一覧>

(1)寺名:鷲峰寺(じゅうぶじ) 
(2)住所:香川県高松市国分寺町柏原632-3
(3)山号:円通山 (4)宗派:天台宗
(5)開基:鑑真和上 (6)開創:754年 
(7)本尊:千手観音
(8)その他
1)四国八十八ヶ所霊場第82番根香寺の奥の院
2)新四国曼荼羅霊場第13番
3)四天王立像:重要文化財 鎌倉時代後期 像高101~103cm
4)訪問日:2016年9月11日


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                 山門

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                 参道

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                 収蔵庫

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                 本堂

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                 本堂

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