少林寺 (大阪府堺市堺区) 狂言釣狐

1381年当時、少林寺塔頭の住職・白蔵主が、鎮守稲荷明神に参り、
修行中に用いた竹杖を修行場に逆さに突き刺し、<この杖から新しい
芽が出て、竹藪となった時は、稲荷明神と白蔵主の霊が一体となって、
少林寺とお寺を信仰する人々の福徳を守り、成就せしめる証である>
と言い残しこの世を去ったと言い伝えられている。
この伝承から地元の人々から篤い信仰を受け、<白蔵主稲荷>と
呼ぶようになったと。
この伝承を題材に、狂言釣狐が演じられた。
現在でも、この狂言が演じられる前には、演者などのお参りが
あるとか。

少林寺は1330年、豪商小林氏によって開創され、七堂伽藍の
大寺であったと伝えられている。
現在は、こじんまりとしたお寺であるが、信仰に支えられたお寺である。

<大阪府のお寺一覧>参照

(1)寺名:少林寺(しょうりんじ) 
(2)住所:大阪府堺市堺区少林寺町東3-1-18
(3)山号:萬年山 (4)宗派:臨済宗大徳寺派
(5)開山:桃源宗吾 (6)開基:小林亮法 (7)開創:1330年
(8)本尊:釈迦牟尼

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                        全景

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                      白蔵主大神

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