極楽寺 (和歌山県海南市下津町塩津)

塩津漁港は、江戸時代初期紀州藩ができて以降、天然の良港を活かし、
急速に漁業や廻船業などで発展し、塩津浦と呼ばれ紀州藩の財源の
一つでもあった。
1840年頃には、人口1200人弱を抱える賑わいのある集落で
あったが、現在は半分以下の漁港となっている。
この塩津集落の山腹に建つのが極楽寺である。

極楽寺の開創は不詳であるが、1809年公卿一条家の祈願所
となった折に奉納された<伏見天皇宸翰唯識三十頌>一巻が
残され、重要文化財に指定され、由緒あるお寺である。

<和歌山県のお寺一覧>

(1)寺名:極楽寺(ごくらくじ) 
(2)住所:和歌山県海南市下津町塩津881
(3)山号:巌亀山 (4)宗派:浄土宗
(5)開創:不詳 (6)本尊:阿弥陀如来
(7)その他
1)伏見天皇宸翰唯識三十頌:重要文化財 1316年
2)訪問日:2016年7月3日


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                 塩津浦

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                塩津漁港

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                塩津集落

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                極楽寺遠景

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                 全景


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