阿弥陀寺 (京都府井手町井手)

京都山城の井手町は、7500人の小さな町であるが、奈良時代、聖武天皇
の右腕として活躍した橘諸兄が愛した里で、諸兄の別荘や橘氏の氏寺が
あった。
天平年間(729~749年)初期に諸兄が開創した井堤寺(井手寺)は
七堂伽藍を備えた大寺であったが、室町時代に焼失したといわれている。
2001年府道工事の際に、7基の柱穴が発見され、周辺の発掘調査により、
井堤寺の寺跡が一部発見された。
広大な境内であったと推定されている。

この井堤寺跡の北200mほどの処に建つのが阿弥陀寺である。
阿弥陀寺の開創については不詳である。

<京都府南部のお寺一覧>参照

(1)寺名:阿弥陀寺(あみだじ) (2)住所:京都府井手町井手山縁23
(3)山号:七宝山 (4)宗派:浄土宗
(5)開創:不詳 (6)本尊:阿弥陀如来

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                       井堤寺跡

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                       井堤寺跡

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                      橘諸兄旧跡

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                     阿弥陀寺遠景

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                        境内

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                        本堂

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                      法然上人像

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