長谷寺 (徳島県鳴門市) 駅路寺

鳴門IC近くの山裾に金刀比羅神社と接して建つ長谷寺は、1480年
阿波守護・細川氏の家臣といわれた船戸氏が奈良の長谷寺本尊と
同じ木で彫られたと伝承される十一面観音を請来し祀ったのが
始まりと伝えられている。
1598年蜂須賀氏が阿波の大名として入ると、寺領を与えられ
阿波の<駅路寺>としての役割を与えられ、大いに栄えたといわれる。
1601年隣地に金刀比羅神社が創建されると、長谷寺は別当寺となっている。
駅路寺とは、蜂須賀氏が導入した阿波独特の制度で、阿波の主要街道に
8ヶ寺を設定し、旅人の宿泊などの支援や諜報活動など治安に関わる
役目を持っていた。

長谷寺のイチョウは高くはないが、幹は太く堂々としている。

<徳島県のお寺一覧>

(1)寺名:長谷寺(ちょうこくじ) 
(2)住所:徳島県鳴門市撫養町木津1037-1
(3)山号:豊山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:船戸次正 (6)開創:1480年 
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)新四国曼荼羅霊場第2番
2)オハツキイチョウ:市指定天然記念物 推定樹齢600年
3)訪問日:2017年6月3日


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                境内入口

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                イチョウ

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                 本堂

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               観音堂(旧本堂)

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                金刀比羅神社


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