田宮寺 (三重県玉城町)

伊勢神宮内宮から西へ10kmほどに建つ田宮寺は、天平年間
(729~749年)聖武天皇の勅願により行基が神宮法楽寺
として開創したと伝えられ、平安時代初期に弘法大師空海が再興
したといわれている。
伊勢神宮内宮の禰宜を代々務めた荒木田氏の氏寺でもあった。
紀州藩などの庇護もあり、大いに栄え大伽藍を誇ったといわれている。
明治時代の廃仏毀釈により、伽藍も取り壊され、現在では観音堂・大師堂
のみになり、無住の状態の中、地元の人々により護持されている。

田宮寺に祀られている、2駆の十一面観音立像は平安時代初期の造像で、
伊勢神宮内宮と外宮を護る仏ともいわれている。
2、8月の祭礼と毎月18日に法事が行われている。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:田宮寺(たみやじ) 
(2)住所:三重県玉城町田宮寺322
(3)山号:富向山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:行基 (6)開創:729~749年 
(7)本尊:十一面観音
(8)その他
1)十一面観音立像:重文 平安時代初期 像高164cm
2)十一面観音立像:重文 平安時代初期 像高167cm
3)訪問日:2014年5月25日

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                  外観

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                  境内

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                 観音堂

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                 大師堂


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