正花寺 (香川県高松市) 菩薩立像

木彫仏像は日本において飛鳥時代から彫られているが、その様式が
後々影響を与えるのは奈良・唐招提寺の木彫仏像群といわれている。
その中にあって、衆宝王菩薩像はその典型的な仏像である。
正花寺の菩薩立像は衆宝王菩薩立像を写して奈良時代後期に
造像されたと考えられている。
菩薩立像はカヤの一木造りで、衆宝王菩薩像に比べて和風が少し
入った惚れ惚れする美しい姿である。

正花寺は天平年間(729~749年)に行基によって開創されたと
伝えられている。
その後盛衰を経たが、明治時代初期の廃仏毀により廃寺となったが、
明治12年再建されている。

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(1)寺名:正花寺(しょうけじ) 
(2)住所:香川県高松市西山崎町1324
(3)山号:龍尾山 (4)宗派:高野山真言宗
(5)開基:行基 (6)開創:729~749年 
(7)本尊:不動明王
(8)その他
1)菩薩立像:重要文化財 奈良時代後期 像高139cm
2)訪問日:2016年9月11日


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                境内から

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                 観音堂

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                 本堂

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