清涼寺 (愛知県清須市)

現在の清須市は1405年室町幕府の管領・斯波義重が清州城を築城し、
その後尾張の中心地として栄えた。
1555年織田信長が清州城に入城し、1560年の桶狭間の戦いでは、
この城から出陣している。
10年間信長が清州城を本拠とした間、城下町として栄えたが、
1610年城が廃城になると城下町としての賑わいはなくなった。
しかし、江戸時代になって、東海道・宮宿と中山道・垂井宿とを結んだ
脇街道として美濃路が整備され、清須宿が設けられて宿場町として再び
賑わいを取り戻した。

その宿場町の中心にあったのが清涼寺であり、1712年から幕末まで
鐘楼門(山門)の鐘を鳴らし、時を告げていた。
清涼寺の開創は不詳であるが、寛永年間(1624~44年)に甚目寺村
から現在地に移っている。

<愛知県のお寺一覧>

(1)寺名:清涼寺(せいりょうじ) 
(2)住所:愛知県清須市清州551
(3)山号:洪福山 (4)宗派:曹洞宗
(5)開創:不詳 (6)中興:1624~44年 
(7)本尊:聖観音(子安観音)
(8)訪問日:2015年10月12日


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               現代の清州城

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                 山門

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                 境内へ

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                 本堂


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