西南院 (和歌山県高野町高野山) 高野山子院(宿坊)

高野山の入口である大門に最も近い子院が西南院である。
弘法大師空海の遺志を受けて壇上伽藍を完成させた真然大徳は、
讃岐出身で空海の甥といわれ、高野山第2世となっている。
この真然が壇上伽藍の裏鬼門にあたる西南方に西南院を開創した
と伝えられている。

江戸時代には、現在の大分県竹田市にあった岡藩主・中川家の
支援を受け、中川家の菩提寺ともなった。
文化財も多い。

<高野山のお寺一覧>

(1)寺名:西南院(さいなんいん) 
(2)住所:和歌山県高野町高野山249
(3)宗派:高野山真言宗 高野山子院(宿坊)
(4)開基:真然大徳 (5)開創:平安時代初期
(6)本尊:大元帥明王
(7)その他
1)大日如来坐像:重要文化財 鎌倉時代
2)大元帥明王像(画):重要文化財 鎌倉時代
  五大虚空蔵像(画):重要文化財 鎌倉時代
  真言八祖像(画):県指定文化財 室町時代
  釈迦三尊像(画):県指定文化財 室町時代
  五部心観(画):重要文化財 1173年
3)後小松天皇宸翰秘調伝授書:重要文化財 1430年
  西南院文書:重要文化財 鎌倉~江戸時代
  和泉往来:重要文化財 1186年
4)訪問日:2016年10月20日


画像
                 山門

画像
                 本堂

画像
                 本堂


この記事へのトラックバック