顕正寺 (三重県四日市市)

南北朝時代、足利尊氏と直義兄弟は夢窓国師の勧めにより、後醍醐天皇および
南北朝争乱の戦没者を弔うために全国に安国寺建立の発願を行い、順次建立
された。
伊勢安国寺は、現在の四日市市西日野町に1339年建立され、塔頭も13建立
され、その一つ総持庵が戦国時代の兵火を免れ顕正寺となった。
伊勢安国寺跡は整備され残され、三重県の史跡に指定されている。

顕正寺山門は1876年鈴鹿市神戸城の大手門を移築したものといわれ、
高麗門形式の背の高い門である。

<三重県のお寺一覧>

(1)寺名:顕正寺(けんしょうじ) 
(2)住所:三重県四日市市西日野町2970
(3)山号:椎木山 (4)宗派:真宗高田派
(5)開基:虎関師錬 (6)開創:1339年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)山門:市指定文化財 江戸時代中期 神戸城遺構
2)阿弥陀如来坐像:県指定文化財 藤原時代 像高52cm
3)仏頭:県指定文化財 藤原時代 像高22cm
4)訪問日:2015年4月18日

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                  山門

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                  本堂

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