円珠院 (岡山県浅口市) 石造宝塔

慈覚大師円仁が847年中国唐から帰国し、この地に立ち寄り、竜王山
から湧く泉水を修法の閼伽水として使ったとの伝承から、後に円仁を開基
として閼伽井坊を開創したのが円珠院の始まりと伝えられている。
円仁は比叡山延暦寺の開祖・最澄の高弟で、第3代天台座主である。
838~847年の間、遣唐使の一員として中国唐に渡り、唐の方々を
巡り<入唐求法巡礼行記>を著している。
円仁開創と伝わるお寺は全国にあるが、東北・関東に多い。
浅口市にも数ヶ寺ある。

円珠院は竜王山麓にあるが、それより山寄りの地が閼伽井坊の地で、
そこには竜王山城主・細川通薫が寄進した石造宝塔が建っている。
境内は整備され、紅葉でも知られている。

<岡山県のお寺総覧>

(1)寺名:円珠院(えんじゅいん) 
(2)住所:岡山県浅口市鴨方町六条院西890
(3)山号:桜見山 (4)宗派:天台宗
(5)開基:慈覚大師円仁 (6)開創:不詳 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)石造宝塔:市指定文化財 1558~70年
2)訪問日:2016年10月10日


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                 参道

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                 参道

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                 山門

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                 境内

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                 境内

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                 本堂

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                石造宝塔


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