三要寺 (京都府京丹後市大宮町)

1377年現在の三要寺から南西の奥谷に開創された善王寺が三要寺の
始まりと伝えられている。
地名に残るほどに善王寺は大伽藍で大いに栄えたと言われたが、
1593年細川忠興の真言宗寺院の破却により、衰退した。
その後、紆余曲折を経て、1716年臨済宗に改宗し三要寺となった。
1845年現在地に移り、毘沙門堂も横の小丘に再建されている。
この毘沙門堂は、6世紀末~7世紀初頭の<大江山鬼退治伝説>
の麻呂子親王が現在地に建立したと伝承され、善王寺が1377年
創建された際に、奥谷の地に移され、1845年に元の地に戻ってきた
由緒を持っている。

<京都丹後のお寺一覧>参照

(1)寺名:三要寺(さんようじ) (2)住所:京都府京丹後市大宮町善王寺77
(3)山号:松渓山 (4)宗派:臨済宗天龍寺派
(5)開基:真海法印 (6)開創:1377年 (7)本尊:薬師如来

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                        本堂

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                       毘沙門堂

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                     毘沙門堂から

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