善永寺 (岐阜県本巣市)

柳川市1547年、現在の岐阜県山県市にあった大桑城が斎藤道三に
よって落城すると、美濃守護大名であった土岐頼芸は現在の本巣市に
逃れ土岐氏も衰退していった。
その土岐氏の一族であった土岐蔵人なる人が本巣市文殊に移り住み、
浄土真宗本願寺十一世・顕如上人に帰依している。
1570年本願寺と織田信長の石山合戦が始まると、土岐蔵人は本願寺
の軍師として活躍したといわれ、1580年石山合戦が終了すると、
本願寺の陣鐘(麒麟鐘)を顕如から与えられ、1580年山県市にあった
お寺を本巣市文殊に移して再興し、善永寺を開創している。

上方落語家・桂文枝の祖先は文殊出身で、善永寺は菩提寺である。
NHKの<ファミリーヒストリー>でも放映されている。
本巣市は古田織部の生誕地といわれ、<織部の里>と呼ばれている。
その里の中に善永寺はある。

<岐阜県のお寺一覧>

(1)寺名:善永寺(ぜんえいじ) 
(2)住所:岐阜県本巣市文殊1369-2
(3)山号:文殊山 (4)宗派:浄土真宗本願寺派
(5)開基:土岐蔵人(善明) (6)開創:1580年 
(7)本尊:阿弥陀如来
(8)その他
1)梵鐘:市指定文化財 1605年麒麟鐘を再鋳して造られている
2)モチノキ:市指定天然記念物 推定樹齢200年以上
3)訪問日:2015年5月5日


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                 山門

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                 本堂

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                モチノキ

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                 鐘楼

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