東海寺 (香川県東かがわ市馬宿) 源義経ゆかりの寺

源平合戦において、1185年3月に行われた<屋島の戦い>に向けて、
源義経軍は5艘150騎で摂津渡辺津(大阪市)を暴風雨の中強行出航し、
短時間で阿波勝浦(徳島市南部~小松島市)に到着している。
そこから北上し、平家の味方をしていた豪族桜庭良遠を倒し、大坂峠
(東かながわ市と鳴門市との境)を越えて、馬宿に入り、大寺であった
東海寺で休息(一泊したとも)し、屋島に向ったと伝えられている。
東海寺にはその伝承に因む義経ゆかりの<鞍掛けの松>などが
伝えられている。

馬宿海岸近くに建つ東海寺は721年に開創され、弘法大師空海も
錫を留めたと伝えられている。
馬宿海岸沖合に浮かぶ小島の風景が義経軍の怒涛の進軍と落差を
持っているのを感じた。

<全国のお寺一覧>

(1)寺名:東海寺(とうかいじ) 
(2)住所:香川県東かがわ市馬宿248
(3)山号:亀海山 (4)宗派:真言宗善通寺派
(5)開基:行基 (6)開創:721年 
(7)本尊:七仏薬師如来
(8)その他
1)四国八十八ケ所霊場番外
2)訪問日:2016年9月11日


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                 馬宿

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               毛無島と通念島

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                東海寺全景

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                 本堂

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                鞍掛け松


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