蟠龍庵 (兵庫県丹波篠山市) 篠山藩主・青山家の菩提寺

篠山城跡の北西500mに位置する小高い富の山南東麓にある蟠龍庵は
篠山藩主・青山家の菩提寺である。
青山氏は1748年~明治維新まで篠山藩主を勤めている。
青山氏は現在の群馬県中之条町青山出身の武家で、徳川家康の家臣として
関ヶ原合戦で活躍し、大名として各地の藩主を勤めている。
青山忠朝は丹波亀山藩(亀岡市)から1748年篠山藩主となっている。

蟠龍庵は、1679年浜松藩主であった青山宗俊が亡くなると、その菩提を
弔うために1680年浜松に開創されている。
青山氏が浜松藩~亀山藩~篠山藩と移る毎に、蟠龍庵も移り、1748年
現在地の光忠寺跡へと移っている。
光忠寺は篠山前藩主・形原松平氏の菩提寺で、松平氏が青山氏と入れ違い
に丹波亀山藩主へと移ると光忠寺も亀岡へと移っている。
藩主の移動に伴い、菩提寺も移るのはよくあることである。

<兵庫県丹波、但馬のお寺一覧>

(1)寺名:蟠龍庵(はんりょうあん) 
(2)住所:兵庫県丹波篠山市東岡屋708-1
(3)山号:大宝山 (4)宗派:臨済宗大徳寺派
(5)開山:祥山 (6)開基:青山宗俊 
(7)開創:1680年(8)本尊:釈迦牟尼
(9)その他
1)富山こども園を経営
2)訪問日:2015年9月27日


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                 山門

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                 大師堂

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                 参道

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                 本堂

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               富山こども園


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