開善寺 (福井県勝山市) 勝山藩主・小笠原家の菩提寺

江戸時代、勝山にあった越前勝山藩は1623年福井藩の支藩としてスタート
したが1644年廃藩となった。
1691年小笠原貞信が美濃高須から越前勝山藩再興として入り、勝山の
基盤を造り、明治維新まで続いている。
小笠原氏の祖先は信濃の名門で守護を勤めたが、武田氏が信濃に侵攻
後小笠原氏は四方に分流していった。
その末裔が小笠原貞信である。
貞信が菩提寺として開創したのが開善寺である。
この開善寺は、1335年小笠原貞宗が飯田市に開創した名刹開善寺に
倣って山号・寺号を受け継いで開創したといわれている。

現在の勝山開善寺は無住で寂しい限りである。

<福井県のお寺一覧>

(1)寺名:開善寺(かいぜんじ) 
(2)住所:福井県勝山市沢町1-2-3
(3)山号:畳秀山 (4)宗派:臨済宗妙心寺派
(5)開基:小笠原貞信 (6)開創:1691年 
(7)本尊:聖観音
(8)その他
1)小笠原家廟所:市指定史跡
2)訪問日:2015年9月22日

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                  山門

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                  本堂

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                小笠原家廟所


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